[87]はじめ
ジュンは3人のいる居間へ走って戻っていった。
らん「どうでしたか?」
ジュン「あんたたちの言った通りだったよ…。」
つばさ「でしょ!」
くるみ「で、あの男の人は何て言ってたの〜?」
ジュン「くるみ、あたしのさっきの会話を聞いてなかったの!?」
くるみ「くるみ、英語わからないの〜…。」
つばさ「ボクも、ユーとアメリカンジョークしか解らなかったよ。」
らん「らんも解りませんでした。」
ジュン「そんな!守護天使なら英語が喋れて普通だと思っていたのに…。」
つばさ「守護天使は、守護をすることが仕事なんだから、英語なんて必要ないよ。」
ジュン「じゃぁ、仮に街中で見知らぬ人に英語で話しかけられたら話しかけられたら?」
らん「そうなったら、」
ジュン「そうなったら…?」
らん「 走 っ て 逃 げ る に 限 り ま す 〜 ♪ 」
ジュン「……………」
つばさ「でもボク、英語は喋れなくてもメル○クス語なら喋れるよ★ アンルリ! トゥヤ メトゥン ウス ツバサ!」
ジュン「………え…?」
つばさ「今ので、『こんにちは!ボクの名前はつばさです!』って言ったんだよ。」
くるみ「くるみは『セムハム語』が喋れるの〜♪」
ジュン「そんな言語聞いたことないよ! じゃぁ、『こんにちは』はセムハム語で何て言うの?」
くるみ「な」
ジュン「…?『おはようございます』」
くるみ「な」
ジュン「…!!?『こんばんは』」
くるみ「な」
ジュン「『お休みなさい』」
くるみ「な」
ジュン「 何 で 全 部 『 な 』 な の ! ! ? 」
くるみ「『な』って一言に言っても、声の高さと感情の入れ方によって、その意味が変わるの〜!」
ジュン「じゃぁ………、『今日はこの家の人を守護しにきたが、この家には賞味期限切れの物ばっかりあったので、つまみ食いをしたらおなかを壊してしまった。』」
くるみ「な」
ジュン「『な』って言っただけで今の長い文を読んだことになったの!!?」
くるみ「そうなの〜!」
ジュン「………じゃぁ、『はい』」
くるみ「な」
ジュン「『いいえ』」
くるみ「なおえねいふぉんしすてぇいえんしえなヴぃヴぉゐ〜うぇいゐうふぃいかいえうぃなおあうぇうぇいんふぉあしんれいお」
ジュン「何でそんなに長いの!!?」
くるみ「いいえは例外なの〜。」
らん「あ、ちなみに言っておきますが、セムハム語っていうのは昨日くるみちゃんが作った言語なんですよ。」
ジュン「 そ う ゆ う オ チ か い ! ! ! ! ! ? ? 」
【続く】
後書き:いやぁ、何だか凄くコントみたいになってしまいました…。あは(笑) あ、【Dokidoki 新言語 編】という題名ですが、ボク(作者)は理系ですよ♪
追伸:ボクはこの前、『SARZ 【Dokidoki Visitor 編】』を投稿しましたが、そのSSではジュンが英語を喋っていましたよね。あれはボクが勝手にジュンに英語を喋らせてるだけで、実際のジュンは英語が得意だとは限りません。ネット上でもジュンの情報は希薄なので、ジュンを知りたい人は、ある情報にジュンが登場していると、その情報を強く信じ込んでしまう傾向にあると思うので、ボクはワンダバ・ダン様の著作権の権利を侵害しないためにここで言わせて頂きました。
次回予告:『SARZ 【Dokidoki 電話面接 編】』
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2003年06月03日 (火) 06時45分
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